Information and Communication Design
学術的背景

私の専門は教育工学と情報学です。
教育工学(Educational Technology)の分野は、より創造的・効率的な教育を行うための技術の研究を行う学問としても捉えられており、スライドプロジェクタ、映像(映画、放送教育)、OHP、そしてコンピュータなどのメディアの活用について研究することを目的にしています。
私は、コンピュータを使ってコミュニケーションを支援するシステム(愛称「おはようMAC、さよならMAC」)を開発し、中学校における学級担任と生徒との対話を支援することによって、学級担任の生徒指導を充実することを試みました。そして、本システムの教育現場における実用性を評価しました。また、このシステムを女子短期大学や理系大学のゼミ、学習塾に導入した事例も発表してきました。
さらには、アジア諸国における外国人を対象としたプレゼンテーション技法に関する研究やタイ国教員のためのコンピュータワークショップを通して国際協力をふまえた日本人教員のプレゼンテーション能力に関する研究を行ってきました。

情報学(Informatics)の分野は、特殊化された情報の管理やデータ処理、情報知識の統合、概念的または理論的な情報の統合といった事柄に関して研究することを目的としています。
私は、授業における学習者の知識獲得や概念形成の状態をとらえることを試み、限られた時間内に学生がキーワードに関連して想起した知識を記述(表現)させ、その知識の数、関連知識の連鎖した数、等を測定することで学生のレディネスや思考過程を表現させ、学生の持っている知識の定量化する研究を行いました。

このような学問的背景を基盤として、教育工学と情報学に経営の考え方をミックスすることで、経営工学の分野で、製造業において、Webページの制作とその活用を通じて、既存顧客の売上向上と新規顧客獲得を目的とした営業戦略で効果をあげるにはどうすればよいかというテーマでコンサルティングを行った事例を発表してきました。

現在の事業も、上述した調査・研究に裏付けされた結果を反映させることで、当社のお客様に満足を与えられるような結果を残していきたいと考えています。

私どもは、情報&コミュニケーションデザインのコンセプトのもと、お客様とご一緒にキャリアブルなノウハウを活用して頂くことで、「お客様の未来を一緒にみたい」と考えております。

株式会社シグナス
代表取締役 赤松 辰彦